「賢い子はスマホで何をしているのか」 (日経プレミアシリーズ) 石戸奈々子(CANVAS代表)著 発刊のお知らせ
著者:石戸奈々子
発売日:2021 年 7月
ページ数:232 ページ
サイズ:新書 判
定価:900 円+税 (電子版価格:900円+税)
「スマホに子守りをさせないで」「使いすぎると”スマホ脳”になる」、そんな情報があふれ保護者を不安にさせている昨今。しかし、一方では、2020年からプログラミングが必修化するなど、世界から大幅に遅れていた日本のデジタル教育が大きく進展し始めています。
デジタルを「学び」にうまく取り入れれば、未来の労働社会でAIに負けないような、創造性をやしなうこともできる――本書では、MITメディアラボ客員研究員を経て、デジタル教育の普及につとめてきた著者が、未来の教育を踏まえ、子どもとデバイスの適切な距離から、創造力を伸ばすツール、家庭でのデジタル教育の取り入れ方までを紹介します。
スマホとの適切な関係、子どものゲーム依存をどう考えるか等のティップスに加え、代表的な教育言語である「スクラッチ」の使い方や、学習にも効果の期待できる「デジタルえほん」の数々など、すぐに家庭で取り入れられる実用的な情報もふんだんに紹介しています。悩める保護者の方々に、ぜひ手にとっていただきたい1冊です。
本書の目次
プロローグ 子どもにスマホは悪ですか
第1章 なぜ世界の学校はデジタル化を急ぐのか
――「読み、書き、プログラミング」の時代
第2章 プログラミング教育のホントの意味
――STEAM教育と新しい学び方
第3章 「一歩進んだ子」はデバイスをこう使う
――デジタルにしかできないこと
第4章 子どもとスマホのいい距離感とは
――0歳からのデジタル教育
第5章 「学校」はこのままではいられない
――未来の教育はどう変わるか
著者プロフィール
石戸奈々子
慶應義塾大学教授、博士(政策・メディア)
CANVAS代表/一般社団法人超教育協会理事長
東京大学工学部卒業後、マサチューセッツ工科大学メディアラボ客員研究員を経て、NPO法人CANVAS、株式会社デジタルえほん、一般社団法人超教育協会等を設立、代表に就任。慶應義塾大学教授。総務省情報通信審議会委員など省庁の委員を多数歴任。
NHK中央放送番組審議会委員、デジタルサイネージコンソーシアム理事等を兼任。政策・メディア博士。著書には「子どもの創造力スイッチ!」、「日本のオンライン教育最前線──アフターコロナの学びを考える」、「プログラミング教育ってなに?親が知りたい45のギモン」、「デジタル教育宣言」をはじめ、監修としても「マンガでなるほど! 親子で学ぶ プログラミング教育」など多数。
これまでに開催したワークショップは 3000回、約50万人の子どもたちが参加。実行委員長をつとめる子ども創作活動の博覧会「ワークショップコレクション」は、2日間で10万人を動員する。デジタルえほん作家&一児の母としても奮闘中。