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執筆者
大嶽広展

株式会社船井総合研究所
保育事業コンサルティングチームリーダー

保育園の組織改善、オペレーション体制の整備・保育所新規開設支援で多くの成功を導き出している。NHK「おはよう日本」他出演多数。
【問合】03-6212-2931

 まず理解しておかなければならないのは、「なぜ、公募・プロポーザルを行う必要があるのか」ということです。単に施設を増やすことが目的ではありません。しかし、一般的には、一法人(企業)一施設はリスクが...
 みなさんはこれまで自治体や都道府県の公募・プロポーザル(企画提案方式)に参画したことがありますか? 認可保育所や認証保育所、小規模保育などはほとんどが公募による企画提案で事業者を決定しています。そ...
 前回、経営のライフサイクル理論により、幼稚園は成熟期、保育園は成長期という点についてお伝えしました。この理論から言いますと、時期によって経営課題は異なるということです。成熟期の経営課題は「差別化...
 2014年の保育業界は、「ハコは増えるがヒトはさらに足りなくなる」という1年になります。有名な経営理論「ライフサイクル理論」は、どんな業界も 導入期 → 成長期 → 成熟期 → 安定期(衰退期) というサイクル...
 まず2014年がどういった年になるのかを知ることが大切です。安心こども基金が継続、追加され、厚生労働省予算は増えます。さらに内閣府から保育緊急確保事業として消費税増税分が増えます。待機児童解消加速化...
 今回は評価制度構築で重要な考え方である、「その園らしい評価制度を構築する」ということについて事例を交えてご説明します。以前、ある認可保育所からオファーを受けた時のことです。この園の経営者は非常に...
 前回お伝えした評価制度ですが、ケースによって導入したものの機能しないことがあります。一番多い失敗例が、「とりあえず、他の法人の制度をそのまま導入してみる」というケースです。本来、経営理念や方針、...
 多くの理事長や園長にとって「職員のレベルアップを図りたい」、「職員のモチベーションを高めたい」という悩みは、永遠の課題なのかもしれません。そこで多いのが外部研修への参加です。しかし、お察しの通り...
 法人説明会で盛り込むと良いのは、以下の5つです。 1.法人紹介ムービー 2.理事長や園長の保育に対する想いと職員に対する思い 3.園の特徴・他園との違い 4.既存職員のスピーチ 5.質問会  園のポリシー、人(職...
 前回に引き続き、採用を成功させるためには「法人説明会」が非常に重要です。まずはこの説明会に学生を集めなければ意味がありません。もちろん学校の就職課にはポスターを掲示しますが、それ以外にも法人のWeb...
 前回はまず学生の母集団を集め、認知をさせることで内定見込み者の数を増やすことが重要であるとお伝えしました。それに当たって様々な方法もご紹介しましたが、最近重視され始めているのが、「合同説明会」も...
 前回示した2つの採用フェーズの内、今回は①の母集団形成フェーズについてお伝えします。母集団形成とは、見込みのある学生をどう集めるかということなので、認知させること、興味を抱かせることが重要です。で...
 採用戦略を組み立てる際に、新卒も中途も「1.母集団形成フェーズ」「2.内定・入職フェーズ」の大きく2つに分類して考える必要があります。1のフェーズは見込みとなる求人者の数を集めること、2のフェーズはその...
 ご存知のとおり、首都圏などの大都市圏では、認可保育所の新規開設ラッシュにより、ここ数年、人材不足が深刻化しています。これから保育士資格を取得しやすいように、政府は支援する動きを、子ども・子育て3法...
 社会福祉法人認可保育所の経営者と話をしていると、実にわかりやすく二極化していることがわかります。新制度後の競争時代を早期に予測し、こども園化し、それと合わせた直接契約対策を今から進めている法人と...
 最近私のところに来る社会福祉法人認可保育所経営者の相談の中で多いのが、「このまま保育園でいるべきなのかどうか」という内容と「保育園としての園児募集のやり方がわからない」といった内容です。いよいよ...
 今回は、幼稚園や保育所などの運営事業者が行うべき、簡易ニーズ調査の方法についてお伝えします。ニーズ調査で大切なのは、まず自園を中心とした商圏内(現在の園児の90%以上が通っている範囲)の対象人口を把...
 今年から、各自治体では、保育供給におけるニーズ調査をスタートさせる予定です。しかし、私は自治体単位ではなく、各事業者ごとにやらなければならないと考えています。  去年の秋から今年にかけて、私のとこ...
 仮に全国約1万3千件ある幼稚園のうち、50%が幼稚園型認定こども園、もしくは幼保連携型認定こども園となり、1園当たりの新規0〜2歳定員を15名とすれば、約10万人の受入れ枠が生まれることになります。少なくと...
 認定こども園がスタンダード化すると、恐らく急速に待機児童は減少すると考えられます。新幼保連携型だけでなく、幼稚園型認定こども園も増えるでしょうし、東京認証保育所のような準認可保育所からの認定こど...