出展社数最多「保育博2021」 体験型情報収集に期待

教育・保育活動をサポートする最新の製品・サービスと出会える展示会や計21本の多彩なセミナーから情報収集できる2日間
 保育業界に特化したビジネス&サービスフェア「保育博」が2021年12月1日・2日の2日間にわたり、東京都立産業貿易センター 浜松町館で開催されます。今回の見どころをオーガナイザーのメッセフランクフルトジャパン㈱に聞きました。

 保育博は、「保育・教育ビジネス&サービスに関するすべての人・モノ・コトに出会える2日間」を合言葉に、園の運営に必要な製品・サービスが紹介される見本市と、次代における教育のあり方や保育に必要な考え方を学ぶセミナーなどで構成されたイベントです。

 2019年の初開催以来、業界のリーディングイベントとして年々規模を拡大し、今年はパナソニック(株)やミズノ(株)など50社以上の新規出展社を加え、過去最大の161社が出展(2021年9月時点)。業務効率化や防犯・見守り、教材、給食、遊具、事務用品など、保育施設に関わる数多くの製品・サービスを幅広く知ることができます。会場も新たに、東京都立産業貿易センター 浜松町館(JR浜松町駅から徒歩5分)に移して開催予定。

 注目は業界著名人による「主催者特別セミナー」。デジタル時代の保育の在り方や園の経営手法に関する内容から、異年齢保育、インクルーシブ保育、ベビーテックなどをテーマに、9つのセッションがあります。

 中でも注目のセミナーは、学習院大学 文学部教授・東京大学名誉教授である秋田喜代美氏の「デジタル時代に日本の保育の良さをさらに生かすために」(1日)。保育者の専門性や実践の質を研究されてきた秋田氏から、デジタル時代の保育のキーポイントを学ぶことができます。

 さらに、認定NPO法人フローレンス 代表理事 駒崎弘樹氏をはじめ、学校法人正和学園 理事長 齋藤祐善氏、厚生労働省 保育課長 林俊宏氏による「“地域・まちぐるみの保育”が拓く子育て新時代」(1日)や、首都圏で自然保育を実践する社会福祉法人どろんこ会 理事長 安永愛香氏(2日)、子育ての楽しさや子どもとの向き合い方をSNSや講演で発信する男性保育士 てぃ先生(2日)も必見です。

 会場は徹底した感染症対策を講じており、今回から来場者管理のために、来場およびセミナー聴講の事前申込が必要になりました(同封の来場案内を参照)。①保育博公式サイトでアカウント作成、②来場事前登録という手順を踏む必要がありますが、一度アカウント作成をしておけば、次回以降の登録がスムーズです。

 リアルな情報収集の機会が激減した昨今、講師や出展社、来場者の意見やエネルギーを結集し、体感できる場に期待が高まっています。

専門家の声 メッセフランクフルト ジャパン株式会社(東京都千代田区)

保育・教育のほか、美容やインテリア、ペット産業など各業界のキーイベントとなる様々な見本市を開催している。

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執筆者
芦川桃香

取材・執筆を担当。地方IT企業の広報目線で、地元企業の採用活動やオンライン配信などを支援。

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