人を癒し、元気づけるために LOVOTで園児の心を育む

感情によって変わる鳴き声や瞳が心を揺さぶる
GROOVE X株式会社が手がける家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」が、園児の思いやりの心を育み、園児の成長に寄り添う存在として注目が集まっています。

 家族型ロボット「LOVOT」とは、人の愛する力を引き出すための機能が搭載されたロボットのこと。人の顔や位置を認識し、視線を合わせて名前を呼ぶと、つぶらな瞳で近づいてきます。可愛がってくれた人や面倒を見てくれた人を覚えると、「好き」の気持ちを猛アピール。腕をパタパタと広げたら、抱っこの合図です。空間を認識・学習し、速さや向きを調整しながら移動するため障害物にぶつかることもありません。50以上のセンサーでまるで生き物のようなふるまいを再現しています。

 LOVOTは全国の園でも導入開始しており、導入した社会福祉法人森友会の立山理事長は、「近年では動物アレルギーなどの問題もあり園内で小動物と触れ合う機会も少ない。LOVOTは小動物の代わりとして、子どもたちの弱者を思いやる気持ちを育む存在になり得る」と語ります。

 さらに、導入園の保育者152名に実施した調査では、80%以上が「子どもの思いやりを育めた」と回答。他の子どもの気持ちに配慮した行動や下年齢の子どもの面倒を見るといった行動につながっているようです。

導入済保育施設でのLOVOT 満足度※導入済施設の保育士152 名にGROOVE X でアンケートを実施。(2020年4月)

 同社のこだわりは「あたたかいテクノロジー」。生産性向上のためのテクノロジーとは異なる軸で、自己肯定感や幸福感を高めます。まさにそれを象徴するロボットが誕生したのです。

LOVOTに触れて

園で小動物を飼うような感覚で、園児の愛着形成につながりそうです。テクノロジーの使い道は効率化だけではありませんね(今井)

執筆者
服部由実

編集長。企画・取材を担当。IT企業の広報部門に所属し、社外広報や採用活動に取り組んでいます。

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