保護者支援サポートプログラム NICCOT提供開始

「ママエゴグラム」によるコミュニケーションタイプの診断例

 (一社)家族力向上研究所(横浜市、桑子和佳絵代表)は、園向けに保護者支援サポートプログラム「NICCOT(ニコット)」の提供を今秋から本格的に開始しました。

 NICCOTは、横浜市経済局の助成金の交付を受け、2015年より三園三百名の保護者の協力のもとに検証・開発を進めてきました。検証段階で保護者の多くが子どもへの声掛けをトレーニングしたいと考えているとわかり、まずは保護者が自身のタイプを客観的に把握することができる「ママ・パパエゴグラム」を開発。人間関係の心理学理論「交流分析」に基づく性格診断テスト「エゴグラム」をベースに、過保護・過干渉・支配度などの傾向を見出す親向けの独自診断プログラムに仕立てました。

 そして、診断で判明したタイプ・シーン別に、コミュニケーションの傾向と子どもへの声掛けのアドバイスもフィードバックできるシステムに仕上げました。利用者からは「自分を客観視できてよかった。アドバイスを実践し、親子の会話が変わってきた」という声が多く、即効性がある点が人気のようです。

 同サービスは桑子代表の体験から生まれました。桑子氏は母親に「私の考えも聞いて欲しい。安心できる居場所が欲しい」という心の叫びが届かず、自己肯定感の獲得に時間を要し、人生の選択にも影響があったと言います。 過保護・過干渉な親が増加し、子どもの自立力や社会力の低下が社会問題化しています。こうした問題の解決策として母親の肩の力を抜くことで子どもたちを幸せにするしくみができたのです。「1人でも多くの母親が自己肯定感を持ちながら子どもと程よい距離感を保ってほしい。保護者支援は大切な子育て支援と捉え、多くの園長に共感してもらえたら」と桑子氏は語ります。

 NICCOTは園が申し込むだけで保護者に無料で提供できます。また、園向けには保護者の診断結果を統計データとして確認し、タイプ別の対応アドバイスを参照できる機能、アンケート機能、職員向け動画コンテンツの閲覧など様々な有料サービスも用意されています。

NICCOT(ニコット)
執筆者
鈴木あゆみ

パステルIT新聞編集長。特集の企画・ライティングほか、紙面全体の編集を担当しています。

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