中学生の目線で企画したアプリ ネット依存度を診断

アプリ画面

 中学生の目線でインターネット依存度をチェックするアプリができました。これは静岡県でインターネットの安全利用をガイドする活動をしているNPO法人イーランチが文部科学省委託された事業の成果物。地元の中学生たちを集めたワークショップから生まれました。

 アプリは当てはまる項目を選ぶと依存度を大・中・小と判定するチェックテスト形式。ワークショップのグループ別に5種類のチェックテストがあります。グループ独自の視点で項目や判定結果が異なっていますが、その尺度を中学生たちでじっくり考える時間をつくることが目的でした。10月12日には成果報告とアプリ体験のためのフォーラム「かしこく使おう、インターネット」が開かれ、地域の皆さんにも広くネットの健全な利用を啓発する機会となりました。協力者である静岡大学講師の塩田氏は「自身の尺度を考える機会こそがネット依存を改善する第一歩」と語ります。

ネット依存アプリ02
ワークショップの様子

 アプリ公開は2014年3月末日まで。無料。今やインターネット利用は保護者を通じて幼児にも広まっており、その安全利用を考えることは先生方にとっても重要なテーマとなってきました。

アプリ「「中学生がつくったネット依存度チェック」
執筆者
八木侑子

2・4面担当のパステルIT新聞編集スタッフ。ライティングだけでなくデザインも担当しています。

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