クラウドとタブレットをどう活かす? 導入に積極的な姿勢

「園児の遊び方が変わる!」ではスマートエデュケーションの井上氏が同社の教育アプリを紹介。受講者は操作だけでなく、開発コンセプトも学んだ
2008年6月に創刊のパステルIT新聞は5周年を迎えました。これを記念して、事務にも保育にも活用できると注目を集めているタブレットをテーマにしたセミナーを企画。5月24日に横浜で開催しました。今回はそのレポートです。

 この5年間で、幼稚園や保育園のIT化の動きが活発になってきました。特に、震災の教訓をきっかけにクローズアップされた「クラウド(インターネット上にデータを保管して活用するしくみ)」とiPadをはじめとした「タブレット(タッチ操作する板上の携帯コンピュータ)」というキーワードが、園のIT化を加速させているようです。

 今回の「パステルセミナー2013in 横浜」のテーマは「iPadで園業務がこんなに変わる!」。20名の定員は早期に満席となりました。「園業務、園児の遊び方、園内の書類」の3部構成で、体験を交えて学ぶ内容でした。

 最も関心が集まったのは、園児情報や写真、文書の一元管理です。紙を電子化してクラウド上に一括保管したり、グーグルなどが提供するクラウド版のシステムで直接ファイルを編集していくことは、効率化や連絡ミスの軽減につながります。そして、パソコン内のハードディスクにも物理的余裕ができて整理が進みます。また、職員室でなくてもネット環境があればいつでもどこでも仕事ができます。全員揃って朝礼ができないので、情報共有の手段にしたいという声も聴かれました。さらに、園児の遊びについても音楽や図鑑などの教育アプリを試用したり、開発者の想いを聴いたりしたことで、「おもしろい」「子どもの反応が楽しみ」「視聴覚教材の選択肢に加えては?」など肯定的な意見が大半を占めました。

時流を捉えてIT活用

クラウドとタブレットをどう活かす? 導入に積極的な姿勢(サブ)
↑光HOUSE YOKOHAMAの「光の体感コーナー」

 「iPadの管理はどうするべき?」「全職員への操作指導は?」「データの安全性は?」。具体的に導入を検討すると、様々な課題が浮上します。しかし、いずれも導入メリットをいち早く実感するための建設的なものばかり。ITに懐疑的な声が多かった新聞創刊当時とはセミナーの雰囲気も異なっていました。
 
 会場は横浜中華街にほど近いNTT東日本のショールームである「光HOUSE YOKOHAMA」。快適な通信環境で受講しながら、安定した高速のネット環境の必要性を再認識したと話す先生もいました。セミナー室の横には「光の体感コーナー」があり、生活空間におけるネット活用も体感できます。利用の相談をしてみるのもよいでしょう。(問合 0120-552-045)

 日進月歩のIT業界。ハードもソフトも高性能で操作性がよく、低価格または無料サービスが充実してきました。これからの時代に最もITを活用できるのは「語るべきコンテンツを持っている人」「人々に伝え、影響を与える情報発信ができる人」です。まさしく、それは先生方ではないでしょうか。そんな時流を捉えているからこそ、今、ITの独自活用を考える先生方が増えているのかもしれません。

執筆者
鈴木あゆみ

パステルIT新聞編集長。特集の企画・ライティングほか、紙面全体の編集を担当しています。

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