季節はずれの稲刈り体験 パソナO2収穫祭にぎわう

お母さんとの共同作業で初めての稲刈り

 4月4日、総合人材サービスを展開する株式会社パソナグループ運営の就農支援施設「PASONA O2(パソナオーツー)」(東京大手町)にて収穫祭が開催されました。

 このイベントには、幼児や小学生とその家族が集まり、人工光と養液栽培で育った古代米の稲刈りから脱穀までの作業体験と試食が行われました。子どもたちは、用意された鎌を慎重に扱いながら稲刈りに挑戦。また、「千羽こぎ」や「籾摺り」「トウミ」などを使って昔ながら脱穀をする作業では、指導員の話をよく聞いて真剣に取り組んでいました。小学三年生の女児は、「保育園の時に植えた稲は雀に食べられちゃったから、今日は稲刈りができて楽しかった」と感想を話してくれました。試食で振る舞われた古代米のおにぎりとサラダ菜に、素材の味を確かめながら「おいしいね」を繰り返す参加者たち。この他、館内見学や食に関するクイズ大会も行われ、食育の良い機会となりました。

 同施設は現在移転準備中。2010年1月以降、農業や地球環境保全をテーマとした施設として東京駅近郊にてリニューアルオープンの予定です。

古代米やサラダ菜を味わう参加者
執筆者
鈴木あゆみ

パステルIT新聞編集長。特集の企画・ライティングほか、紙面全体の編集を担当しています。

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