インターネット世代の保護者が活用 保育施設情報検索サイト

施設情報の詳細画面

 仕事と育児を両立している母親や、将来的に働きたいと考えている育児中の女性にとって、大切なわが子を預ける場所選びは重要。しかし、施設が開いている時間に電話して相談や資料請求をするのは難しいようです。
 
 そんな事情を抱えた保護者向けに開設されたのが「保育施設情報ナビ」(キャリアフィールド株式会社運営)。全国の幼稚園、保育園、学童保育所、託児施設、幼児教室、ベビーシッターサービスなど保育関連施設の情報を集めたサイトで、保護者は条件に合った施設を見つけ、問い合わせをすることができます。アクセスは月間30万ページビューといいますから、既に多くの利用者がいることを示しています。

保育施設情報ナビ

 施設情報は、その特徴をわかりやすいアイコン(絵文字)で表示。都道府県別、病児保育や延長・夜間保育、途中入園や障害児の入園相談可などの条件で検索できます。保護者が各施設の詳細ページから資料請求フォームで問い合わせができることが最大の魅力です。施設概要や利用料、設備やスタッフの写真も掲載可能でこれだけの情報を掲載しても料金は無料。

 国や自治体による子育て支援が進み、結婚後も働きたいと考える女性が増えています。ある結婚情報誌の調査によると、結婚後も仕事を続けたい女性が保育施設を探し始めるタイミングは「結婚が決まったとき」なのだとか。保育施設運営者は、広い視野を持って広報活動をしていく必要がありそうです。

保育施設情報ナビ
執筆者
鈴木あゆみ

パステルIT新聞編集長。特集の企画・ライティングほか、紙面全体の編集を担当しています。

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